Q&A

1.胃カメラ検査は鼻からと口からどちらがいいですか?

当院では細径内視鏡を使用しているため、嘔吐感が少ない鼻からの検査が可能で推奨しています。細径内視鏡の質も向上しており、「基本的にどの内視鏡を使用しても病変の発見率には差は認めません。」と日本消化器内視鏡学会のホームページ(経口内視鏡と経鼻内視鏡の違いは何ですか? | 日本消化器内視鏡学会)に記載されています。
※鼻からの検査に抵抗がある方は口からの検査も可能ですのでご相談下さい。


<経口と経鼻の違い>


経口(口から)経鼻(鼻から)
嘔吐感
挿入時のつらさ
息苦しさ
強い
気になる
気になる
ほとんど無い
あまり気にならない
あまり気にならない
心拍数
血圧
心筋酸素消費量
酸素飽和度
増加する
やや増加する
増加
わずかに低下
わずかに増加
あまり変わらない
変わらない
変わらない
検査中の会話
組織採取(生検)
大きな病巣の切除
できない
できる
できる
できる
できる
できない(原則)

2.胃カメラの時に鎮静剤(麻酔)は使用できますか?

ご希望時は使用可能です。基本的には当院では細径内視鏡を経鼻から挿入する場合は鎮静剤を使用せずに検査することを推奨しています。
鎮静剤のよい点と悪い点に関しては日本消化器内視鏡学会のホームページ内視鏡検査で鎮静薬を使用することのよい点と悪い点は何ですか? | 日本消化器内視鏡学会に記載されています。


<鎮静薬のよい点と悪い点>

よい点悪い点
  • 検査の苦痛が軽減する
  • 精神的な不安を軽減する
  • 安静を維持する
  • 次回検査への抵抗感を低下させる
  • 意識が予想を超えて低下する(予想以上の休みが必要となる)
  • 呼吸が弱くなる(呼吸困難、呼吸停止、気道閉塞、低酸素症など)
  • 血圧が低下する
  • 検査当日の車、バイク、自転車の運転ができなくなる
  • 逆行性健忘(検査前後の記憶が低下あるいは消失する)
  • アレルギー

3.検査時間はどれくらいですか?

胃カメラの検査自体は5~10分(組織生検をする際は15分)程です。院内滞在時間は1時間程です。
※鎮静剤(麻酔)を使用した場合は1時間の安静が追加で必要となります。

4. 車(バイク・自転車含む)でクリニックに行ってもいいですか?

鎮静剤(麻酔)を使用する可能性がある場合には、お車をご自身の運転でご来院ができません。
鎮静剤を併用した場合、当日中の車の運転ができないためご注意ください。
※鎮静剤を使用しない場合は車の運転可能です。

5. 普段服用している薬は飲んでもいいのですか?

血液をサラサラにする薬、血糖値を下げる薬については、休薬が必要です。
それ以外のお薬については、基本的に通常通り飲んでいただきます。
検査前に服用中のお薬の種類を確認しておく必要がありますので、お薬手帳、またはお薬そのものをお持ちください。

6. 胃癌などのリスクであるピロリ菌の検査はしていますか?

はい。当院では胃カメラ検査と同日に検査をする事ができます。
ピロリ菌陽性の際は除菌治療や除菌後判定も可能です。

7.検査後に食事は可能ですか?

はい、可能です。検査後に食事可能となるお時間をご案内いたします。

8. 当日でも予約なしで胃カメラは可能ですか?

検査予約状況次第では、当日でも対応できることがあります。
ただし朝食は抜いていること(水、お茶の水分摂取程度は可)であることが必要です。
一度クリニックに電話確認をお願いします。

9.鹿児島市の胃がん検診(いきいき検診)に対応していますか?

はい、対応しております。(詳細はこちら胃がん検診|鹿児島市をご覧ください。)